ちょっとしたバイト仕事でDTPな現場へ出戻り...と言っても文字校正だけど。
素読みしてた時から「文字組みがキモチワルイなぁ」とは思ってたんですけども、"UDフォント"を使ってると聞いてなんか違うと思ったことなどを。
ユニバーサルデザインに則ったフォント開発フォントのデザイン時には、ユニバーサルデザインに必要とされる要素を下記の4つに分類。
* 視認性 - 文字ひとつひとつの構成要素を視認しやすくする
* 判読性 - 誤読にしくく、他の文字との判別をわかりやすくする
* デザイン性 - シンプルさ、美しさ、整理、整合性をもつ
* 可読性 - 文字列としての単語・文章の読みやすさそれぞれの観点から字体を開発することで、障害者・健常者・お年寄りを含め、すべての人が誤読することのない文字を目指したとされる。「イワタUDゴシック」の表示用の書体は、とりわけ「視認性」「判読性」を重視し、本文用は「可読性」が考慮されているという。具体的には、ふところ(字面)を大きくする、文字が潰れないよう隙間を確保、文字を構成する線を極力シンプル化する、などのポイントに配慮してデザインを行ったという。
http://journal.mycom.co.jp/news/2006/06/27/440.html
もちろん、イワタの書体に問題があるわけではなく、むしろいい書体だと思う。安いし。
結局こういうのってどういう意図で開発されたかではなく、どう運用するかが何よりも大事。
どちらかと言うと主婦&高齢者がターゲットっぽいカタログで、まーそれがまた訪問販売だったりとかマルチ的な?つながり系ビジネスの会社だったりとかはともかくとして。
- 商品カタログ的な媒体
- 商品の細部を紹介する小さな写真に添えられたキャプション
- 脚注を除いてページ内では一番小さい文字
例えば8Qで組むなら一文字2mm、ベタ組みで1L10文字として20mm。この文字ボックスがほんの少し縮んで19.9mmになったら10文字入らないから、9文字+1.9mmの空白が文字間に均等にちりばめられた結果、文字間が0.237mm...って1Hアキじゃね?本文の12Qとかならまだしもキャプションの8Qよ?そりゃパラけて読みにくいはずですよ。
かと思えば、溢れた文章をなんとか収めようと喰いこみに喰いこんで詰めてたり、長体を多用してたり...ねえ、どこがユニバーサル?どんな風にユニバーサル?
文字数が多いのだってちゃんとライターに指示出せばどないにかなると思うし、文字ボックスの話で言えば、キャプションなんだから約物だって詰めないでもいいと思う(個人的にはカナとかは多少詰めたいけど)。単純に級数と文字数を計算すれば済む話じゃない?
ユニバーサルっていうだけで人に優しい印象っていうか配慮してますよ的なメッセージを発信してるようだけども、ユニバーサルデザインされたものを使えばそれで終わり?そもそもツールじゃなくて考え方でしょう?プロポーショナルじゃなくたって等幅だってちゃんと考えて読みやすく組めばユニバーサルに使ってもらえる成果物を作ることは可能だし、逆にそこに思想がなければ無意味。
DTPに限らず便利なツールがいっぱい出るけど、そのたびに私たちは何か大事なことを考えなくなってるような気がしてならないので自戒をこめて。

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