7月26日淀屋橋のコンベンションルームAP大阪で、ビジネスアーキテクツの森田 雄さんのセミナーに参加してきました。 内容は他の人のblogでもありますんで探してみてください(をぃ
ワタシはWebディレクターではないので"Webディレクション"というよりは"ブランド構築"の方に興味があってセミナーを聞いていました。 なるほどと思ったのは森田さんいわく「基礎知識」部分の"ウェブサイトのコミュニケーション"と"ウェブサイトの振る舞い"について。
ウェブサイトのコミュニケーションから
企業を構成する要素として理念であったり人格(位置づけ...かな?特色?)・便益(従業員や業界に与える金銭?)・機能(社会に対しての役割?)があって、事業展開だったり戦略に基づいて製品がある。それを利害関係者に 伝達する手段としてウェブサイトが存在する。
...って解釈したんだけど違ってたらスンマセン。経済とか全然門外漢なもので。
企業とか製品部分はなるほどと思った(「向こう側」の正論として)けど、企業がウェブサイトを通じて伝えたい相手をユーザじゃなく利害関係者(ステークホルダー:stakeholder)として捉えるってのにはびっくりした。 ワタシにとってサイトのユーザは顧客(お金払ってくれる人)ではなく"見てるだけの人"だった。それを"将来顧客になるかもしれない人"でもなく、すでに利害関係が発生している人として捉えるっていうのがやっぱりこの人は凄いなぁって。
考えてみれば、"ベンツ"にお金を払えなくたって街中で"ベンツ"見て「いいよなーいつかは乗ってみたいよなー」と思うだけでも(そのいつかが永遠に来なくても)"ベンツ"の顧客にとっては優越感の一端が満たされるだろうから。見てるだけの人にだってその程度の存在価値はあるわけで。
ウェブサイトの振る舞いから
ウェブサイトがどんな役割を果たすべきかというところでメディア(会社案内とか企業イメージに貢献するもの)であるのか、チャネル(ECサイトとか売り上げに貢献するもの)であるのか、ツール(カタログ...かな?)であるのかをはっきりさせる必要がある。
これはすごく役に立った。ウチのサイトではこの三つはごっちゃになってて、いろんなことを詰め込んじゃった為にお互いがお互いの足を引っ張ってるってことに気づかせてもらえました。それぞれの役割をちゃんと理解した上で相手の希望を取り入れていかないと、ただの"作るだけの人"になってしまう。そしてワタシは作りきることすら出来ない人だったと、そういうこと。
で、今回の実例サイトはB2B企業であるM&Aとかをメインに手がける巨大な弁護士事務所。
Bに伝えるって本当に難しい。Cって他の媒体や街中で製品やサービスを目にすることができるから相乗効果でイメージを上げたり、新しい情報を提供することもできるし、その効果を期待して予算を組むこともできるけど、Bって、特に既存のBはこちら側が不特定な相手に情報を発信するのを嫌がる傾向がある(ような気がする)。結局紹介とかで取引が始まることが多いので「そんなの作ってどうするの?」って実際言われてもいるらしい。
"バビロン"の住人は、現在Bを相手にしているけれど、Cに売れるならそちらも、そしてCだけで成り立つようになるまでBにはCとの商売を内緒にしておきたいと仰る。 「んなこと出来ねーよ」って言うか、ワタシ個人的に今のB相手の仕事はあんまり好きじゃないので「どうしたもんかなー」と思ってたタイミングの話だったので余計に腑に落ちたというか響きました。
弁護士事務所なんて生まれてこの方、入ったこともなければお付き合いしたこともないし、テレビに出てる弁護士さん見て「かしこそーだなー」とか思う程度。それでもこの実例サイトはweb的な内部の構造じゃなくて「どうなってるんだろう」と興味をそそられるというか、なんか隅々まで探検したい気分になるというか、なんとなくではあるけれど「へーこうなってるんだー」と分かった気持ちになりたくなるものがあり、ウチの"バビロン"もそれでいいのかなと。
多分きっとこれからワールドビジネスサテライト見てて企業買収とかの話が出たら多少興味を持って聞けるような気がするし、実際ウィキペディアで調べたりとかもしちゃったし。
もしワタシの作ったHPを見て"バビロン"ってどんなトコなんだろう?ブランド物もいいけどちょっと見てみたいなーとか思う人が出てくれれば、それでそんな人が増えてそんなサイトが他にも増えたら、もしかしたら。 そんな気持ちになれたことがワタシにとって一番の"値打ち"でした。
